仁保耳鼻科

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ニュース

第52回神鏡会(神奈川区の耳鼻科医の会)

2012.07.16

7月16日神鏡会が開かれた(幹事 竹村宏三郎先生)。最近の耳鼻科学会の動向や校医の現状などが話し合われた後、懇親した。昨年の会で横浜中央クリニック・高橋正紘先生(東海大名誉教授)が描かれたマルセイユの風景画を気に入り耳鼻科会報の表紙を飾ったその絵を切り取り机の上に置いていることを話したところ、2枚の水彩画を送って下さった。5月の京都・嵐山とバラの絵だ。説明のなかに絵は光と影であり、描く時間帯によって印象が異なるのでどこの時間帯を描くか、決める必要があるとあった。
 最近建築家の安藤忠雄氏が日経の”私の履歴書”に建築士の資格を取ろうとしていた頃奈良、他の寺院などの建物をよく見ていたことが記されていた。一日中ひとつの建物を見ていたという。私も通勤の途中見る大船観音が季節や時間によって様々に違う印象をもつこと、時には大きささえ変わって見えることを経験している。これらは同じことなのだろう。観察力は画家や建築家にとって大切なものであることはいうまでもないが、医療の場合にも医師の力量に関わるものだ。楽しい経験をもつことができた。次の会の幹事を仰せつかったのでこのような楽しみが味わえる会が開けるように考えたい。