仁保耳鼻科

仁保耳鼻科

よくあるご質問

「ドブの臭い」が鼻の中でするので家の周りのドブをさらったが臭いは消えませんでした。
原因となる病気は副鼻腔炎と鼻炎(細菌性・アレルギー性)です。鼻内で細菌の増殖があったため臭いが発生したので、鼻洗浄と有効な抗菌薬の投与で治ります。
鼻つまりのため受診したら鼻中隔湾曲症、下甲介肥大、副鼻腔炎といわれました。においが分からないので受診したら好酸球性副鼻腔炎といわれました。手術を勧められていますが・・・。
鼻中隔湾曲症と下甲介肥大の手術が行われる理由は鼻腔の狭い部分を広げることです。しかし鼻つまりは粘膜の炎症によっても起こります。炎症を除くとそれだけで鼻つまりは軽くなるので私は炎症を除くことを主に行っています。また鼻の大切な役目は吸入した外気に湿度や温度を与えさらに異物を取り除くことです。そのため適度の狭さが必要ですので、広い空間を作ることはよくありません。

最近増加しているアレルギー性鼻炎の中の通年性鼻炎はよく副鼻腔炎と診断されます。この場合はアレルギー性鼻炎の治療をしなければなりません。 一方細菌性副鼻腔炎は減少し軽症化しています。重い細菌性副鼻腔炎でも好酸球性副鼻腔炎でも手術をしてはいけません。何れの場合も副鼻腔の中の最も悪い部分は上顎洞ですので上顎洞洗浄を行うとよくなります。
頭痛がひどいので脳外科を受診したところ脳の病気ではないといわれました。耳鼻科の病気で強い刺すような頭痛が起こるのでしょうか。
アレルギー性鼻炎でそのような頭痛が起こります。歯痛も起こりますがアレルギー性鼻炎の治療で共に治ります。
鼻茸がありますが、手術は出血が多いと聞いているのでためらっています。
細菌性でもアレルギー性でも副鼻腔炎が鼻茸を作ります。上顎洞洗浄をくり返し行って副鼻腔炎を軽くすると鼻茸は縮小しますのでそれから手術すると非常に少ない出血で取り除くことができます。入院の必要はありません。
子供が睡眠時無呼吸症候群といわれました。38,9度の発熱をくり返しています。手術を勧められましたが・・・。
子供さんの鼻の状態はどうでしょうか。悪ければ鼻の治療をしなければなりません。鼻が悪いために扁桃とアデノイドが肥大することがあるからです。扁桃もアデノイドも成長するにつれて小さくなる臓器ですので鼻の治療をしながらそれを待つことを勧めます。習慣性に熱を出していると体力が奪われてそのために咽頭や扁桃に炎症が起こり易くなります。熱を出させない治療をしていくと体力が回復しそれと共に炎症が起こりにくくなるのでそれを待つこともよい方法です。