院長経歴
院長ごあいさつ

1960年代の大学では紛争が続き、医学部では
インターン闘争と呼ばれる活動がありました。
私達の学年は最後のインターンを行いましたが、
この後紛争は激しくなり、大学での研修は難しくなったので、
父の指導を受けることにしました。
父は診療と研究・発表を両立させていたばかりか、
外国の著名な医師が手術の見学に訪れる程の評価を得ていました。
研究は掘り下げることであり、発表はまとめることです。
別に掲載した私の業績は、全て毎日の診療から
生まれたものですので、これらの研究と発表は還元され診療の糧となっています。
この他に学んだことは、休日のない診療などの‘態度’です。
大学で学ぶことができる以上のことを学んだと考えています。
これまでの人生を振り返ると、もうひとつ大切なこととして大学での
5年間のラグビー部での選手生活があります。
心身を鍛えてくれた恩に報いるために現在OB会会長を務め、恩返しをしています。
院長経歴
1967年 北海道大学医学部を卒業し同大でインターンを行う
1970年 仁保耳鼻咽喉科医院副院長に就任
1974年 仁保耳鼻咽喉科医院院長就任
2004~9年 北海道大学ラグビー部OB会会長
2013年 北海道大学医学部OB会神奈川支部世話人代表
2014年 “日本経済新聞らいふプラス医療”に仁保医院の自由診療が取り上げられる
院の歴史

三代(開設1919年)の院長はそれぞれ初代を祖父 門助(京都大)が、
二代を父 正次(北海道大)が、三代(現院長)を私が務めています。
祖父は1910年十全医院(横浜市大病院の前身)の初代耳鼻科・眼科医長として招聘され、横浜で初めて耳鼻科手術を行いました。
彼は医院開設後も手術を続けましたが、その伝統は守られています。同時に多くの患者さんが引き継がれています。
2015年現在、最長受診継続例は1929年に慢性中耳炎の手術をされた88歳の方で、それ以来、年に2回耳の掃除に来院されています。
一生のかかりつけ医として選ばれる主な理由は、自由診療を行いながら守っている理念にあり、三代にわたり守られている医療の質が信頼されているからでしょう。