仁保耳鼻科

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好酸球性副鼻腔炎の疑義

2012.11.06

11月6日午前、雷雨のなか鎌倉から67歳の女性が来院した。早く治りたいために悪天候のなかを来院した。初診は10月23日、4回目の受診だ。好酸球性副鼻腔炎と診断され治療していたが治らないため当院を受診した。細菌検査で有効性が確認できた薬剤を投与し副鼻腔を洗浄し吸引処置を行ったところ軽快が始まった。
 好酸球が多い副鼻腔炎症例に同じ治療を行って軽快させた症例を多く経験している。好酸球増が全ての原因であるならば炎症を除くこの治療によって軽快することはないはずだ。その一方でこの病名は大きなトラウマを与えているので一考が必要だろう。