仁保耳鼻科

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ニュース

S.I.氏夫人の電話
2012.11.05

11月5日、S.I.氏夫人から氏が肺がんのため死去したことの連絡があった(享年83歳)。1958年に父が彼のいう側頭骨炎根治手術を両耳に行った方だ。その後年に2,3回来院したとき手術の痕の清掃を行っていた。当時は重篤な慢性中耳炎をもつ方が少なくなかったので、父はそのような患者に聴力を犠牲にして命を助ける手術を行っていた。他に1929年に祖父が手術し治癒させた女性が年に2,3回来院している。彼らを見ていると命を救われたことへの感謝の気持ちが伝ってくる。
 S.I.氏の夫人の電話には感謝の気持ちが溢れていた。日頃そのような会話があったのだろう。これまで彼らが健康に過ごすことができたことを考えると、医師の判断と熱意の重要さが分かり、考えさせられる。

6月24日、今年最後の学校健診に行った。その時生徒で最近インフルエンザにかかったこどもがいたことを聞いた。これまでもっていたが発症しなかったウイルスがいまになって活動を起したのだろう。

3,4年前に8月に沖縄で発症したインフルエンザ症例のことを聞いた。これも同じケースだったのか。


 この週にNHKの「ためしてがってん」の製作担当者から症例の紹介を依頼された。該当する症例はいなかったので断ったが、普通でないことがあった週だった。

天候と同じようにおかしいことが続いたのだ。