仁保耳鼻科

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ニュース

横浜市医師会「医学研修の日」(5月15日)
2012.05.15

 今回の「医学研修の日」のテーマは「クリニックにおける急変時の対応」、講師は横浜市大医学研究科主任教授 森村尚登先生だった。会場の健康福祉センター4階の広いホールの9割の席は出席者で占められ、用意された資料は足りず追加プリントされていたし、区医師会の中村直樹、有田洋右、福澤邦康先生の顔も見えたので、会員の関心が高いテーマだったのだろう。
 救急蘇生法ガイドライン2010の前ガイドラインの変更点と理由が説明された後それらに添った解説が行われた。一次救急のポイントは正しい胸骨圧迫だった。私は昨夏由比ガ浜でライフセーバーが溺れた子供に胸骨圧迫を行い意識を回服させた現場に居合わせたので、このことはよく納得できた。その時訓練を受けた若く逞しいライフセーバーによる胸骨圧迫の実際と蘇生を見ることができた。約5分後に消防隊員がAEDをもって駆けつけた時には子供は意識を回服していたのでAEDを使用する必要はなかった。胸骨圧迫はこれほど重要な処置なのだ。
 エビデンスに基づいて前ガイドラインが変更されたそうだが、救急医学も日進月歩なのだろう。有意義な「研修の日」だった。

6月24日、今年最後の学校健診に行った。その時生徒で最近インフルエンザにかかったこどもがいたことを聞いた。これまでもっていたが発症しなかったウイルスがいまになって活動を起したのだろう。

3,4年前に8月に沖縄で発症したインフルエンザ症例のことを聞いた。これも同じケースだったのか。


 この週にNHKの「ためしてがってん」の製作担当者から症例の紹介を依頼された。該当する症例はいなかったので断ったが、普通でないことがあった週だった。

天候と同じようにおかしいことが続いたのだ。