仁保耳鼻科

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ニュース

COPDといわれていた症例

2010.07.08

S.U.さん(72歳)はT.T.君の母の紹介で東久留米市から来院した(”30年前に受診したT.T.君のこと”)。小児期から後鼻漏のある鼻炎にくり返しかかっていた。50歳台に喘息、60歳台にCOPDと診断された。6月30日に多量の灰褐色の痰を持って来院した。痰には時々血液が混じり、最近3年間続いている。耳鼻科的には慢性鼻咽喉頭炎が認められたので、鼻洗浄、痰の吸引処置を行い抗菌薬を投与した。7月に4回、8~11月に各2回来院し、後鼻漏と痰は消失した。COPDといわれてあきらめていたので大変喜ばれたが、このようなことは他にもあると思い紹介した。