仁保耳鼻科

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小児の発熱

2015.02.08

先々週の土曜日2年前から重症の鼻副鼻腔炎・咽喉頭炎のため通院し先月漸く改善した10歳の子供が再び悪化して来院した。来れない事情があったため耳痛と発熱の時小児科にかかっていたがウイルス性疾患と診断されて抗菌薬が投与されなかったための悪化だ。昨日来院した時には扁桃炎は治癒していたが鼻炎は継続していた。小児科医の疾患の解釈に大きな違いがあった。
 先週4,5歳から発熱をくり返し6歳の時当院を受診した子供が2カ月ぶりに受診した。今年度皆勤したという。一時期毎週来院していたがハイキングや海水浴に連れていったことも皆勤につながっただろう。母親が過敏になっていた程健康状態に注意していたことがこの結果をもたらしたのだ。日本経済新聞の取材の時S記者に体験を話してもらった。それ程苦労したひとなので喜びも大きいようだった。
 後者の母親は悪化を予感することができた。来院した時大丈夫といって返した後発症したことも記憶にある。発病の体験からそれを知ったのだ。前者は子供の母親に子供の体質を覚えることを忠告したのでこれから良い方向に向かうことを祈りたい。