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第519回横浜市医師会医学研修の日
2013.09.10
9月10日、群馬大医学研究科重粒子線医学研究センター長中野隆史教授の講演「癌の重粒子線治療の現状と将来」を聴いた。最新の癌の治療について知りたかったからだ。医師会の能勢先生も出席されていた。
神奈川県立がんセンターでも2年後からこの治療が開始される。国内ではまだ数か所しか稼働していないがそれでも世界の先進国という。
中野教授は放射線医学研究所で17年間研鑽を積まれた後、群大に移られた重粒子一筋の方だ。中曽根内閣の時戦略の一つに重粒子線が取り上げられ、群大に施設が造られた。長命の内閣はよいことをしているから長命を保つことができたのか。
重粒子線治療は最近では複雑な形の癌に合わせた照射ができるようになり、成績は手術の成績に匹敵するようになったことを話された。一筋に生きてこられた方のお話は感動させるものがあった。