仁保耳鼻科

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ニュース

M.G.氏の来院
2013.08.06

8月6日、1979年に手術したM.G.氏が12年振りに来院した。この頃彼を含む眼球突出の4例に全副鼻腔手術を施行し、その経過を日本耳鼻咽喉科学会誌に報告した。2例は亡くなり、彼を含む2例は健在だ。彼らは何回もの手術を経た後何れも眼球突出を来して来院した。彼らも私も身体を張った大手術だったが、皆治癒した。彼は12年振りの来院だが、副鼻腔炎は治癒している。その間専修大で勉強し首席で卒業したこと、駅のホームから転落し足を切断したことがあり、これらは新聞で取り上げられた。彼が紹介してくれたいとこから彼が健在であることは聞いていたが、診察したところ、治癒の状態が続いていたことが分かった。。
 彼の人生は闘病の人生でもあるが、その影は微塵もみられなかった。強いヒトなのだろう。
 もう一人のヒトは年に一度来院する。彼女が紹介してくれたヒトから、”命を助けてくれた先生”といって紹介されたと聞いた。互いに身体を張った甲斐があったということだろう。父のレベルまであと少しなのか。頑張りたい。

6月24日、今年最後の学校健診に行った。その時生徒で最近インフルエンザにかかったこどもがいたことを聞いた。これまでもっていたが発症しなかったウイルスがいまになって活動を起したのだろう。

3,4年前に8月に沖縄で発症したインフルエンザ症例のことを聞いた。これも同じケースだったのか。


 この週にNHKの「ためしてがってん」の製作担当者から症例の紹介を依頼された。該当する症例はいなかったので断ったが、普通でないことがあった週だった。

天候と同じようにおかしいことが続いたのだ。