仁保耳鼻科

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ニュース

帯状疱疹の2例
2013.04.02

1週間の間に2人の帯状疱疹の患者さんが来院した。60歳後半の男性で疲労気味だったという。気候が不順なことも関わったのだろう。
 一人は外耳道の激痛を訴えて来院した。まだ帯状疱疹は現れていなかったが、その可能性が強かったので抗ウイルス剤を投与したところ激痛は消失した。一人はかかりつけの方でセカンドオピニオンを求めて来院した。既に皮膚科で診断され抗ウイルス剤が投与されていたが、調べて不安を抱き来院した。説明したところ、帯状疱疹の出現部位について「攻め所が違うのか」といった。大手の自動車メーカーに勤務している方だが、日常使っていることばなのだろう。面白い表現であり、勘所をついていると思った。
 気候の変わり目にはいろいろの病気が表れるので、注意を怠れない。

6月24日、今年最後の学校健診に行った。その時生徒で最近インフルエンザにかかったこどもがいたことを聞いた。これまでもっていたが発症しなかったウイルスがいまになって活動を起したのだろう。

3,4年前に8月に沖縄で発症したインフルエンザ症例のことを聞いた。これも同じケースだったのか。


 この週にNHKの「ためしてがってん」の製作担当者から症例の紹介を依頼された。該当する症例はいなかったので断ったが、普通でないことがあった週だった。

天候と同じようにおかしいことが続いたのだ。