設立1910年 三代続いて横浜市で自由診療を行っている耳鼻咽喉科医院です

　今回の「医学研修の日」のテーマは「クリニックにおける急変時の対応」、講師は横浜市大医学研究科主任教授　森村尚登先生だった。会場の健康福祉センター４階の広いホールの９割の席は出席者で占められ、用意された資料は足りず追加プリントされていたし、区医師会の中村直樹、有田洋右、福澤邦康先生の顔も見えたので、会員の関心が高いテーマだったのだろう。　救急蘇生法ガイドライン２０１０の前ガイドラインの変更点と理由 ....６月２４日、今年最後の学校健診に行った。その時生徒で最近インフルエンザにかかったこどもがいたことを聞いた。これまでもっていたが発症しなかったウイルスがいまになって活動を起したのだろう。 ３，４年前に８月に沖縄で発症したインフルエンザ症例のことを聞いた。これも同じケースだったのか。 　この週にＮＨＫの「ためしてがってん」の製作担当者から症例の紹介を依頼された。該当する症例はいなかったので断ったが、普 ....

５月１１日Ｔ．Ｋ．さん（７６歳）が洗浄を希望して３年振りに来院した。洗浄後「洗浄してもらうと落ち着く」といった。重症な副鼻腔炎の全洞手術を父が昭和４２年に行った方だ。父は日曜日も祭日も休みなく上顎、篩骨、前頭洞を洗浄したので術創が早くきれいに治癒し、今日まで再発がない。洗浄液の状態を患者と共に観察するため治癒、排泄物がなくなった状態までの経過を共に知ることができる。この一体感は信頼を生む。彼は家業 ....

　最近小型犬を飼うヒトが増えている。そのため犬に原因するアレルギーの他に咽頭炎や胃腸炎も増えているので注意が必要だ。ペットの毛、皮垢、排泄物などが原因となるアレルギー疾患の存在はよく知られている。また犬の訓練士が感染症をもらうことは親愛の情を示すために犬とキスをすることで起こっていた。犬の常在菌はヒトには病原菌になるのだ。しかし小型犬飼育の増加は訓練士だけでなく一般のヒトにも同じ感染症を起こすよう ....

４月２９日患者の子供と家族１０名とともに三浦半島；前田川遊歩道～大楠山～衣笠山～衣笠公園を約４時間かけて歩いた。昨年の由比ガ浜・海水浴と江の島ハイキングに続くものだ。前田川は前日まで降り続いた雨のため増水していたので、あと１０センチ水嵩が高ければ歩くことはできなかっただろう。海抜２４２ｍの大楠山とそれに続く衣笠山には階段の登山道が整備されていたがぬかるみの道だった。登り降りの行程は相当きついものだ ....

学術講演会で「成人てんかんの治療―片頭痛、もの忘れを主訴とするものを含めて―」（座長　丹羽義和先生、講師　済生会横浜市東部病院神経内科部長　村松和浩先生）を聴いた。来院する患者が自らためらいなく”てんかん”をもっていることを告知する傾向があるので、”てんかん”の考え方が変わってきていることを感じている。また学生の時の研修旅行で上京した時北大東京同窓会が開いてくれた会で同窓のある国立病院精神科部長が ....

　厳しさを増す情勢のなかでこれからの北大医学部同窓会神奈川支部・神奈川フラテ会の運営をどうするかを話し合った。病診・診々連携を柱とすること、会の名称を分かり易いものにするために「神奈川フラテ病診・診々連携の会」とすること、組織としての体制をつくることなどを話し合った。　これまでの経験を生かして幹事達とともに神奈川フラテの発展のために尽くしたい。北大の出身者がノーベル賞と日本学士院賞を受賞したことを ....

恒例の小、中，高等学校、５校の健診が２２日終わった。４月末から７日間をかけて１日２００～３００名を診た。４０年になるが児童の体格が良くなったこと、感染症の減少とアレルギーの増加に驚く。教師は公立では３年で代わり私立では定年まで勤める。”みんないい子なんですよ”といった副校長がいた。性格をも知ってよい方向に伸ばす仕事はやり甲斐があるだろう。”師”が付されているがそれが相応しい職種だ。彼らにはそれぞれ ....

４日丹羽義和先生（神奈川脳神経科医会幹事、横浜内科学会幹事）からＦＡＸでプログラム「ＴＩＡ／軽症脳卒中のパラダイムシフト」を送っていただいた。そのなかの「歩いて受診する脳卒中／ＴＩＡ疑い例の対応」に引かれて出席した。軽症例がその後重症化することや最新の画像診断法で軽症脳卒中を起こす梗塞を発見できることことを知った。　私も５０年来通院している患者がことばの障害で受診したとき脳の疾患が疑われ脳梗塞を発 ....

北大医学部同期会が東北大震災を東松山市で被災した同期生に支援したことに対して彼から３月２４日付けで報告、礼状と記念品が送られてきた。　石巻医療圏（２２万人）に全国から駆けつけた救護チーム（述べ３，０００チーム以上）とともに震災の救護活動を行い、彼らの撤退後５月の連休のときから診療所の再生のためのガレキと汚泥の除去作業を始めた。いま漸く診療所機能は震災前の状態に復旧し、住民も各地から地元の仮設住宅に ....

幹事会で今年のフラテ会総会は７月２１日に昨年日本学士院賞を受賞した谷口直之先生に講演を依頼して開催されることが決まった。座長を私が務めるので、彼に彼が北大で教鞭をとっていたときに講義を聴いた後輩も出席するので受賞理由の専門的な話の他に”学士院賞への道”についても話してもらうことを頼むつもりでいる。　いま医療界にも逆風が吹いている。この総会はフラテにとってもひとつの節目の会になるので谷口先生の講演が ....６月２４日、今年最後の学校健診に行った。その時生徒で最近インフルエンザにかかったこどもがいたことを聞いた。これまでもっていたが発症しなかったウイルスがいまになって活動を起したのだろう。 ３，４年前に８月に沖縄で発症したインフルエンザ症例のことを聞いた。これも同じケースだったのか。 　この週にＮＨＫの「ためしてがってん」の製作担当者から症例の紹介を依頼された。該当する症例はいなかったので断ったが、普 ....