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神奈川県医師会報９月号
2014.09.08
神奈川県医師会報９月号に「戦争を語り継ぐ（２） ポツダム宣言、降伏文書、 連合国軍最高司令官マッカーサー」が掲載された。「戦争を語り継ぐ（１）」に続いて太平洋戦争について私が知ること、調べたことを２度と戦禍を起こさないことを願って記した。
日本では戦争終結を終戦といっているが実際は全面降伏したのだ。降伏文書に署名した日は９月２日だ。調印式の模様は全世界に放送され各国はこの日を戦争終結の日としている。
敗戦の時自決者は５６８名いた。将官は３２名だった。
連合国軍最高司令官マッカーサーは昭和天皇を招いて会談した。その時の印象を「天皇は個人の資格においても日本の最上の紳士である」と述べた。自殺を図り野戦病院に入院していた東條首相を見舞った。東條首相は「米国にも立派な武士道がある」と感想を述べている。マッカーサーは連合国軍塞翁司令官として、紳士として、武士道をもつ軍人として統治に当ったと思う。
政府が集団的自衛権を行使することは大戦の経緯を振り返ると一層の慎重さが必要だろうと思う。